アラワイ運河の真実

 

お客さんによく聞かれるアラワイ運河での釣り。もともとは、ガイドサービスをご利用されたお客さんに「ここでカマス(バラクーダ)とメッキが釣れますよ。」と紹介したのがはじまり。そこで釣りをしたお客さんがブログやyoutubeなどに出すようになり広がっていきました。アラワイの釣りが知られるようになったのは、このわたくしがきっかけなのです。(小さな自慢)

ところが、アラワイの釣りが広がって行くに従ってウソの情報もネット上にたくさんでて参りました。そこで、発信元の責任として、真実をここに書かせていただこうじゃありませんか。

まず、釣り禁止だとかなんとか言うもとになっている看板。いくつかのブログにも書いてますが、CAUTION”警告”であって禁止ではありません。これもわたくしがお客さんに話していることです。(またまた、小さな自慢)しかも、この看板は保健局が出したものです。保健局が管轄外である”釣り”を禁止にしたりできません。

そもそもこの看板が貼られたのは2006年4月。40日間降り続いた雨により、ワイキキの下水道の処理能力が限界を超え、未処理の下水をポンプでアラワイ運河に流したときに貼られたものです。それ以来、看板はそのままになっています。それ以前にはこの看板はなかったのです。

ここでハワイ旅行で使えるウンチックを一つ。

ALAとはハワイ語で”道”という意味。WAIとは”水”という意味。つまり水路という意味。ちなみWAIKIKIはハワイ語で”ほとばしる水”とか”湧き出る水”という意味で、ワイキキはもともと湿地帯でした。ワイキキに流れ込む3本の川をアラワイ運河によって海に排水し、埋め立てて作ったのがワイキキです。

で、本題にもどり、決定的な情報源。水戸黄門で言うなら印籠でございます。

ハワイ州の釣りを管理しているのはハワイ土地自然資源管理局 水生資源課(とでも訳せばいいのか?)。以下、そこからでている釣り規則

聞いた話しや推測、ウソを書かずにこれを読めばいいんです。ちゃんと規則があるんですから。これが真実です。

訳せばこういうことです。( みなさんの釣りに関係しないカニとかエビとか生き餌とか、漁業などの部分は省略します。)

許可されていることは、

  • 解禁期間内で規定サイズの魚を1本の糸、または1本の竿と1本の糸で2本以下の針を使っての捕獲。

禁止されていることは、許可されていること以外。

カマス(バラクーダ)には禁漁や大きさの規定がありません。メッキは25cm以下は持ち帰りはダメですが、持ち帰らなければ関係ない。

ワイキキ側は釣りしていいとか悪いとか、そんなの書いてないでしょ? 禁止なのは2本以上の針を使うこと。つまりトレブルフック。またはダブルフック2つとか。

ネット上に流れる情報がいかにいい加減な情報が多いかわかりますよね。

そういうことでございます。